さんふらわあ
「さんふらわあ」は神戸~大分航路と大阪~別府航路、大阪~志布志(鹿児島)航路があります。
前回は神戸⇒大分の航路に乗船しました。
今回は復路の志布志⇒大阪の乗船記です。
大阪~志布志 航路
この航路は、「さんふらわあ さつま」と「さんふらわあ きりしま」の2隻が就航しています。ともに2018年に就航していて、まだ2年たっていないのでとても新しいです。また、2018年にはShip of the year 2018、大型客船部門賞を受賞しています。
曜日によって発着時間が異なります。
https://www.ferry-sunflower.co.jp/(さんふらわあホームページより引用)
志布志港までの連絡バス「さんふらわあライナー」
鹿児島市内から乗船する志布志港までシャトルバス「さんふらわあライナー」が運行されています。
料金は大人1,900円(キャンペーンによりさんふらわあに乗船する人は無料、便は1便のみの運行で所要時間は約2時間です。
さんふらわあライナーに乗車する人は予約が必要。(志布志港⇒鹿児島市内も運行されており、こちらも予約が必要)
さんふらわあライナーは、始発となる南ふ頭(高速船ターミナル)を出発した後、鹿児島中央駅のバス乗り場を経由してから志布志港まで行きます。
私は鹿児島中央駅から乗車しました。
雨や市内混雑の影響からか、予定よりも10分遅れて到着。
乗客は私を含めて7人でした。
車内は2+2列の標準的なシート。
バスは九州道、南九州道を経由して途中で高速から降り一般道を走ります。
バスが走る一般道を大型トラックも走行しています。このトラックも志布志港まで行くようです。
志布志港までいい道が続けばいいのですが、山を上ったりするので大変そうですね。
志布志市内までくれば、もうすぐ。
左手には今回乗船する「さんふらわあ きりしま」が見えました。
志布志港ターミナルに到着しました。
乗ってきたバス。
「さんふらわあ きりしま」志布志港⇒大阪南港
チェックインは機械で
ウェブで予約をした人は機械でチェックインをすることができます。
予約番号等を入力すると、すぐに乗船券を発行してくれます。あわせてルームキーが出てくるので受け取ります。
ルームキーはプライベートベッドにもあり、室内に入るときには必ずこのカードキーをかざして、鍵を開けてから入ります。
今回乗船した船は「さんふらわあ きりしま」です。
17:00に乗船開始です。太陽の中心部から乗船します。
客室のある階まで、エスカレーターを利用して上がります。(もちろんエレベーターもあります)
船内の様子
4階は車両甲板と乗下船口
5階は車両甲板
6階は客室とレセプション、売店、レストラン、キッズルーム、ゲームコーナー
7階は客室と展望浴場
8階は客室があります。
なお、6~8階は中央部分が吹き抜けとなっていて開放感のある作りになっているのが特徴です。
吹き抜けの天井部にはプロジェクションマッピングを映し出すことができます。しかし、乗船したときはコロナウイルス感染拡大により船内イベントは中止されていました。次回乗船したときのお楽しみですね。
↓船内図の写真
6階 レストラン、売店、ゲームコーナー、キッズルーム
6階のレストラン前には誰でも利用できるスペースがあります。また、この近くには売店、UFOキャッチャーのあるゲームコーナー、キッズルームがあります。
同じく6階には記念撮影コーナーがあり、乗船している「さんふらわあ きりしま」を背景にして記念撮影ができます。
記念撮影コーナーの横には、船長?の服や帽子が置かれていて、これを着て撮影してもよいとのこと。
プライベートベッド
私は今回プライベートベッドを予約しました。6階にある部屋です。部屋にはまずカードキーをかざしてロックを解除してから入ります。
プライベートベッドには、歯ブラシとタオルのアメニティがついています。タオルには「さんふらわあ」のマークと文字が入っていて記念になりますね。(売店でも同じものが販売されていました)
ハンガーが2つと、コンセントが1口あります。また、割と大きなテレビが設置されています。
航海中は、電波の悪い太平洋を経由するため地上波デジタル放送は見ることができませんでしたが、BSを見ることができます。また、映画も放送されています。
テレビの他に、現在の航海位置や
船内の営業時間についての情報が流れています。
客室内には、着替えることができる場所も設置されています。大浴場やシャワー室に行かなくても着替えることができるので便利だと思います。
また、大きな荷物は廊下にあるロッカーを利用することができます(無料です)
7階 客室、展望浴場
7階には外を眺めながら入浴できる展望浴場があります。
コンパクトながら清潔な浴室で、航海時間の長い、この志布志~大阪航路では日の出ている時間も長いので外の景色を楽しむことができました。
各階には、ソファーが設置されていて、自由に休むことができます。
8階 客室、デッキ
8階からは外の甲板に出ることができます。
マークの無い商船三井のファンネル。
志布志港⇒大阪南港 乗船!
志布志港を出港
志布志港を17:55定刻に出港。(大阪南港には7:45に到着の予定です)
レストランでの夕食は豪華
夕食は、大人2,000円でビュッフェです。
値段は高めですが、料理は充実。ローストビーフやカルパッチョなど、豊富なメニューがあります。そして、刺身!カンパチの刺身があります。
また、ソフトドリンクも飲み放題です。
デザートは、フルーツと4種類のアイスクリームがありました。
どれもとてもおいしかったですよ。
ビールは有料ですが、買って飲むことができます。
ご飯を食べている最中の19:00頃に外洋に出て、揺れが少し大きくなります。
船内では映画を見ることができる
船内では、自分のスマートフォン、タブレットなどから映画を見ることができます。見た感じ、邦画よりも洋画の方が多い印象を受けました。
映画以外にも、船内案内やさんふらわあの歴史など、暇つぶしになりそうです。
私は、「ルイスと不思議の時計」を見ました。
洋画ですが、吹替で見やすかったです。
売店にて、「ほろよい」を購入して飲みながら、映画鑑賞です。ついでに、お土産としてさんふらわあでしか購入できないハンカチを買いました。
売店の袋はさんふらわあ特別のものでした。うれしいですね。
大阪南港に入港
翌朝6:00から営業する展望浴場に行きました。
そして、船は淡路島を左手に見つつ、大阪湾内を航行します。
右手には、最近のコロナウイルスの影響を受けて話題にもなっている関西空港が見えます。飛行機の着陸の様子も見えましたが、関空からかなり遠い場所を航行しているため、撮影は困難でした。
大阪港に近くなるにつれて、船の両側には多くの船舶が見られるようになります。
トレードセンターが見えてきて、もうすぐ到着です。
貨物の積み降ろしのためにつかうガントリークレーンも見られます。
貨物もたくさん見られます。
7:55に着岸、下船です。
私は徒歩乗船なので関係ないですが、自動車での下船はトラック貨物を優先させるため、しばらく船内で待つ必要があると、船内アナウンスが繰り返しなされていました。
貨物を輸送することがフェリーの主な目的ですから、そういった対応になりますよね。
ここトレードセンター前の大阪港からは、さんふらわあ別府行きと志布志港行きが出ています。
すでに、別府から到着した「さんふらわあ こばると」が停泊していました。
志布志航路の船は、第2ターミナルから下船します。第2ターミナルの待合室を通り、バスに乗って第1ターミナルへと向かいます。歩いて行ける距離ですが、他にもトラックなど走っているため安全確保のためですね。
こちらが、大阪港のさんふらわあチェックインカウンターです。
おわりに
新造船「さんふらわあ きりしま」はとても快適でした。志布志や鹿屋の観光ができなかったので、次回は大阪と志布志で往復(弾丸フェリー)なんてのもいいですよね。
志布志から大阪は太平洋を経由しましたが、大型船のため揺れはほとんど気になりませんでしたよ。
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