「さんふらわあ」について
「さんふらわあ」の航路
「さんふらわあ」は商船三井が100%出資する「株式会社フェリーさんふらわあ」が運航しています.
運航している航路は,
1. 神戸~大分
2. 大阪~別府
3. 大阪~志布志(鹿児島)
で,関西と九州を結んでいます.
なお,関西と九州を結ぶフェリーについては↓こちらの記事で紹介しているので,参考にしてください.
お得な乗船割引について
「さんふらわあ」は、片道だと値段が高いので、お得に購入する方法が2つあります.
(徒歩乗船を想定しています)
弾丸フェリー
弾丸フェリーは、現地に朝到着した後、夕方の便ですぐに戻る、弾丸の旅行です.
現地での滞在時間が日中の時間に限られますが、フェリーは朝に到着して、夕方までかなり時間があるので、現地で楽しむことができますね。また、現地での宿泊代が浮くので、その点でもメリットがあります.
なお、航路は違いますが大阪~別府と神戸~大分を組み合わせて往復もできます.
料金は一番安いプランで10,000円~
さんふらわあホームページより引用https://www.ferry-sunflower.co.jp/
舟遊プラン
舟遊プランは、瀬戸内航路(大阪~別府、神戸~大分)と太平洋航路(大阪~志布志)を組み合わせて利用するプランです。
弾丸フェリーとは異なり、現地での滞在期間が短くなく、30日以内ならOKなので、自由な旅ができそうです。ただし、大分または別府と志布志の間を移動する必要が生じるのがデメリット(メリットなことも)だったりします。
さんふらわあホームページより引用https://www.ferry-sunflower.co.jp/
片道利用だとWEB割も
2022年7月から運賃制度が変更となり,片道でもWEB割引適用で10%引きとなりました.
片道でも比較的利用しやすくなったのではないでしょうか.
乗船料金やプランなど詳しくは↓
⇒フェリーさんふらわあ
チェックイン
別府港へやってきました.
別府港の新ターミナルは,従来のターミナルよりも小さくなりました.
1階に窓口と待合室があります.
船の定員の割に待合室の座席数が少なくて,後から来た人は立って待っている方もいらっしゃいました.繁忙期は混雑不可避かもしれません.
1階の窓口にて,チェックイン!
予約番号または名前を言えば,発券してもらえます.
今回は片道利用なので,お得なプランは利用できず
電話予約にてプライベートベッドを学生割引適用(10%off)で予約しました.
プライベートベッド 13,510円⇒12,159円(学割適用10%off)⇒9,727円(全国旅行支援適用20%off)⇒4,727円(商船三井株主優待5,000円引き)
となり,支払いは4,720円でした(端数の関係で少し金額がずれます)
また,全国旅行支援の電子クーポン2,000円分(大阪府で使える)と大分県タイアップ企画により船内で使用できる1,000円分のクーポン(↓写真)をもらいました!あとは,就航記念のポストカードも!
ということで,実質1,720円の乗船料金で別府から大阪まで行けます(^^♪
「さんふらわあ くれない」に乗船!
2023年1月13日大阪発便より,新造船「さんふらわあ くれない」が就航し,こちらの船に乗るために別府にやってきました!
「さんふらわあ くれない」については,↓こちらの記事でも取り上げましたが,
「さんふらわあ あいぼり」の代替船で,「さんふらわあ あいぼり」が総トン数9,245トンだったのに対して,新造船は総トン数17,114トンとかなり大型化しました.
外観
こちらが「さんふらわあ くれない」です!(宇和島運輸フェリーの船から撮影)
従来船に比べて,大型化し,大阪と志布志を結ぶ航路に就航している「さんふらわあ さつま」や「さんふらわあ きりしま」よりも
遠くからでも分かる太陽のマークは健在.
船内
乗船は17:45~開始でした(曜日によって出港時刻が異なるため,日によって変わります)
乗船はまず,お手伝いが必要な人,2歳以下のお子様連れの方などの人が優先して案内されます.
次に,スイート区画を利用の方,スーペリア区画を利用の方が優先搭乗として案内され,最後にすべての人の乗船開始となります.
これまでは,等級によって優先搭乗はなかったので良いサービスだと思いました.混雑緩和にもなりますし.
ぜひ,飛行機のように利用頻度が多い人の上級会員制度みたいなものもあったらいいな~と思ったり.
乗船しました.
船内中央部は6~8階が吹き抜けになっており,開放的です.
上から
共有スペースには多くのソファーが設置されてます.
窓無しの客室をとってもこちらのスペースを利用すれば問題なし.
記念撮影のスポットもあります.
外部デッキに出てみました.
大型のファンネルです.
ショップにて,御船印を購入しました
左側が就航記念の御船印,右側が通常の御船印です.
就航から10日ほどたちますが,まだ就航記念の御船印を購入できました(^^♪
展望風呂
展望大浴場は,「さんふらわあ あいぼり」の2倍の広さになったということで,広々としていました.
入り口には空いているかの案内もされています.
阪九フェリーにある露天風呂はないのですが,広々大浴場で冷えた身体が温まりました!(^^)!
客室 プライベートベッド
今回予約した部屋は,最安の「プライベートベッド」です.
従来船にあった雑魚寝の「ツーリスト」が無くなり,カプセル型のプライベートが確保できる空間が最安ということで,居心地も向上しましたね!
客室内に入る際には,乗船券に印字されているQRコードにてドアロックを解除します.
私の部屋は16人部屋でした.
2段ベッドです.今回,こちらの4人区画は私一人だけでした.
空いていたので,下の段のベッドが指定されました.階段を上がらなくていいので楽です.
ベッド内はこんなかんじ.
ランプがおしゃれな球型になってました.
テレビのリモコンと,USB,コンセント1口があります.
また,イヤホンも置いてあります(持ち帰り可能)
ハンガーは2つ.
テレビ付きです.
航海中はデジタル放送が入らなかったりするのですが,BSは見れます.
面白いのが,船首からの映像を放映してるチャンネルがあるところ.
冬なので航行中は真っ暗でしたが,夏場は早朝などに船首からの景色を客室から見られるのではないでしょうか.
アメニティ類は,さんふらわあのタオルと歯ブラシです.
このさんふらわあタオルは,乗船する度にもらうので,家にあるタオルがさんふらわあだらけになります(笑)
客室内には更衣室が設置されていました.
ベッド内は高さがないため,着替えにくいですからね.
航海 別府⇒大阪
夕食,朝食,ショップ等の営業は↓のようになってました.
別府市観光協会?主催のガラポン抽選会が船内で開催されており,乗船券提示で抽選してみました
見事赤玉が出て当選! エコバッグとサイダー,入浴剤2袋ゲットしました!うれしい~!
かなり当選者が多いみたいで,2/3くらいでは何かしら当選している感じでした.
夕食
レストランで夕食をいただきます.
大人2,000円と少し高いです.
チェックイン時にもらった1,000円分のクーポンを利用させてもらいました.
料理の種類が豊富で,しかもそれぞれの料理のクオリティが高かったです.
刺身はサーモンとブリの二種類ありました.刺身食べ放題は嬉しいですよね~
ソフトドリンクも飲み放題です.
デザートは写真撮り忘れましたが,フルーツの他にアイスクリーム,ケーキがありました.
充実しすぎていてとっても満足の夕食でした.
夕食後は,ショップにてビールを買ってきておやすみです.
アルコールが入っていつの間にか夢の中へ~
来島海峡を通過
23:15頃,来島海峡を通過しました.
肉眼では橋をみえますが,写真で撮ると真っ暗ですね.
船内はすでに消灯して夜間照明に変わってました.
階段の間接照明がおしゃれですね.
来島海峡通過後は,再び寝ましたZzzz
朝食
朝5:30に目覚めました.
この日は6:35大阪港到着ということで,朝食の営業は5:30-6:15でした.
早朝ということもあり,レストランで朝食を食べている方は少なかったです.
朝食も,夕食と同様ビュッフェスタイルですが,700円とお手頃価格になっています.
朝から品数豊富なメニューで元気が出ますね.
レストランは新造船でとても広くなり,窓側座席の確保もしやすくなったように思います.
また,窓に向かって座る一人座席もあったので,一人利用の人も利用しやすいです.
(↓こちらは窓際の2人席です)
下船
まだ暗い大阪港に到着です.
お世話になった「さんふらわあ くれない」です.
船尾にLNG燃料を積んでますね.
おわりに
2023年1月に就航した新造船「さんふらわあ くれない」の乗船レビューでした.
初めてLNG燃料で運航するフェリーに乗船しましたが,静かで快適な船旅でした.
船内が豪華なことはもちろん,レストランでの料理のクオリティ,大浴場も広々使えるなど,これまで以上に快適な船旅ができるなぁ,と感じました.
正直,さんふらわあは片道利用だと高いので利用を敬遠している面もありましたが,
これからは片道利用でも利用するのもいいかも!と思いました.
みなさんもぜひ,新造船での乗船を体験してみてください.
2023年4月14日(予定)~は新造船「さんふらわあ むらさき」が大阪~別府航路に就航しますよ!
こちらも「さんふらわあ くれない」との違いはどこなのか,など就航が楽しみです
それでは,また.
【乗船記】さんふらわあ「さんふらわあ ごーるど」スタンダード 大分⇒神戸
【乗船記】名門大洋フェリー「フェリーきょうと」大阪南港⇒新門司港 ツーリスト
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