名門大洋フェリーとは
歴史
「名門大洋フェリー」は「名門カーフェリー」と「大洋フェリー」が1984年に合併してできたフェリー会社です。
ともに1972年から就航しており、「名門カーフェリー」は大阪港と新門司港、「大洋フェリー」は大阪港と苅田を結んでいました。苅田(かんだ)は、福岡県北東部にあり、北九州空港に近いところですね。
(市民の港 大阪港150年の歩み -大阪港は市民のたからもの 森隆行著 を参照)
航路
現在では、大阪南港と新門司港を1日2便/往復しています。
1便船は17:00に出港,翌朝5:30に到着
2便船は19:50に出港,翌朝8:30に到着です.
(2021年12月時点)
航路は大阪南港から出港し,明石海峡を通り瀬戸内海を航行します. 穏やかな瀬戸内海を航行するため,揺れはほとんど感じませんね.台風時は少しは揺れるのかな?
船舶
名門大洋フェリーは4隻所有しており,
「フェリーおおさかⅡ」と「フェリーきたきゅうしゅうⅡ」,そして新しく就航した「フェリーきょうと」,「フェリーふくおか」が就航しています.


新造船「フェリーきょうと」は2021年12月16日に就航し,「フェリーふくおか」は2022年3月28日に就航しました.
「フェリーきょうと」に乗船
大阪南港へのアクセス
大阪南港へは,大阪メトロでアクセスでき,利便性が良いです.
ニュートラムの「フェリーターミナル」駅から直結で,雨の日でも濡れずにターミナルまで行けます.
同じターミナルから,オレンジフェリー東予港行きが出港しています.
チェックイン 今回の予約について
今回は,一番安い「ツーリスト」を予約しました.
新造船就航キャンペーンで,30%割引の6,190円でした.
新造船の「フェリーきょうと」と「フェリーふくおか」では,いわゆる雑魚寝のカーペット敷き客室は廃止されました.
一番安い客室でも,カプセルホテルのようになっており,相部屋ですがプライベートを確保することができます.
乗船時は,いつもワクワクします.
乗船する「フェリーきょうと」です.
まもなく夕日が沈むころです(^^♪
反対側には,オレンジフェリーが停泊しています.
こちらは22:00発で,約8時間で愛媛県の東予港まで行きます.しばらく乗っていないので,そろそろ乗りたいな.
船内
船内の様子についての詳細は,前回の乗船記をみてください.
このときは,ツーリストのワンランク上の「コンフォート」でした.
客室 ツーリスト
ツーリスト(相部屋)の客室です.
客室の中で,一番窓側の座席を指定しました.
(web予約だと,座席の指定もできて便利ですよ)
カプセル型です.
カーテンを閉めるとプライベートも確保されます.
端っこの席だと反対側にベッドがないので,1人利用におすすめです.
救命胴衣の下には,スーツケースを置けるスペースがあります.
ベッド内には,電灯,コンセント1口,ペットボトルホルダー,小物置き,ハンガー2つあります.
足元には,荷物を置けるスペースもあります.
航海 大阪⇒新門司
出港前に,大浴場に入り汗を流しました.
大阪南港,出港
大阪南港を定時19:50に出港です.
船はゆっくりと旋回して,大阪の街を後にします.
この時間は,仕事終わりでも乗船できるので利便性が良いな,と思います.
夕食
夕食は,6階のレストランでバイキング(1,600円)です.
刺身もあったり,おかずもたくさんあるので楽しいです.
しばらくレストランにいると,おかずの種類も変わりますよ.
明石海峡通過
出港後,約1時間すると明石海峡を通過します.
船内放送があるので,見逃す心配はありません.
ライトアップされていて,とても美しいです.
外部デッキは風が強いので,手振れでうまく撮影できませんが
大きな船が橋をくぐるのは圧巻ですよ!(^^)!
あとは船室でゆっくりした後,翌日に備えて早目に寝ました.
周防灘を航海
翌朝,船は周防灘を航行中です.
あいにく曇りがちの天気ですが,雨は降っていません.
昨日の夕食でたくさん食べたので,朝食は軽めに.
大阪南港ターミナル近くのセブンイレブンで購入したパンとともに.
水と紙コップは,自動販売機の横にあります.
新門司港,入港
新門司港に入港です.
今年来るのは4回目でしょうか?今年はたくさん来てます.
一番手前はオーシャン東九フェリー,奥の2隻は阪九フェリーです.
これ以外にも東京九州フェリーも新門司港を発着しており,新門司港は長距離フェリーが多く発着する港となっています.
下船後は,無料のシャトルバスで小倉駅へと向かいました.
乗船客が多いこともあり,この日は計3台のバスが門司駅経由小倉駅行きとなっていました.
小倉駅からは,青春18きっぷを利用して博多方面へ向かいます.
この後は北の大地へ⁈
つづく・・・
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